Soccer欧州文化と日本
これはスペイン戦の後に書いている。SoccerWorldCup、日本は予選突破。ドイツ、スペインを下してのEグループ1位通過は見事。ふと思い出した。「欧州のSoccerはね、兵士が髑髏を蹴り合ったのが起源。ピッチは戦場です。勝てないですよ。」今から26年ほど前、日韓WorldCup前にヨーロッパへ出張で出かけた時だった。ミュンヘンで私をガイドしてくれたのは、「はな・ベルツへの旅」(講談社)の作者、ミュンヘン在住の眞寿美・シュミット・村木さんだった。村木さんは、ミュンヘンで転がり込んでくる小倉ら日本のSoccer選手の面倒見ていらっしゃった。その彼女が語ったのが、上記の言葉。スポーツGameだった我が国Soccerと欧州のSoccer観の違いを述べたのだった。ピッチが戦場であった兵士のような選手とスポーツ選手では、闘う前に負けている。そう私は理解した。が、今や、Japanに招集された選手の26人中19人が海外でプレイヤーしている。ドイツ戦では、ブンデスリーガでプレーしている日本選手が、同じブンデスリーガーと闘った。同国同士の戦いと報じたドイツ誌もあった。サッカー観はもはや欧州と同じくしている。同じサッカー文化を背負った選手達が戦闘したということだ。それが、ドイツ戦であり、スペイン戦だった。三苫、田中碧は小中を同じくしていたが、育ったのはクラブチーム。恩師はその監督だ。部活ではなかったのである。
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