無料ブログはココログ

Taku's World

« 和服姿でオンリーワン | トップページ | 定年退職を見つめて 老いとは何か »

2012/01/23

朝の散歩 荘厳な1日の始まり

私の朝の日課は、午前5時に起床。それから散歩に出かけ、6時半にきちんと家に戻り、朝食を摂り、支度をして7時10分には家を発って出勤しています。
 散歩のコースは毎日同じです。必ず万歩計とタオルを持参し、途中にある掘り抜き井戸からわき出る地下水で顔を洗い口を濯ぎ、一口の水を味わい、気を改めて再び歩き始めます。タオルはそれ用の必需品です。掘り抜きでの一支度が終わると国道1号線(国1バイパスと地元では言っています)添Sanpoyoake_3いの沼川縁に出て、それからぐるっと田んぼ中の団地を周り、再び沼川縁に戻って、今度は西行し帰路に着きます。朝まだきの中、沼川に遊ぶ鴨に混じって、水の中にじっと餌を漁っているSirasagi白鷺がいます。やがて東の空はたなびきオレンジ色に染まります。散歩も、我が家近くに至って沼川の橋上から東を望めば、一直線になった沼川の水面の上に昇り始めたばかりの太陽が黄金色に輝いています。富士も朝色に染まっていますその美しさを喜び帰宅するのが毎日の日課です。何という贅沢。(同じような贅沢は学生時代にありました。 
 12月、1月の散歩はコース変更です。好きな沼川縁を避けて外灯のある中道を東に向かいます。この頃の朝5、6時といえば、漆黒の闇に包まれたままです。沼川縁の小道を東上すると国1を西に向かう車のヘッドライトで、一瞬、視力を失って道が消えてなくなります。暗い早朝、人々は動き始めます。朝の早い民家からは朝餉の灯りが漏れてきます。散歩途中の「すき家」では朝食を摂っているお客もいます。閑散としてまばらな店内がこの時間らしさです。徐々にして静かな1日が荘厳に始まっていきます。夜明け前のわずかな隙間のような瞬間に私も確かに存在しています。
 朝の8千歩で私の器官はすっかり目覚めます。吐く息は白くても体はなんとなくポカポカとして活動的です。そうして朝のひとときに確かな生の充実を感じて私の1日が始まるのです。
 一昨日、数年ぶりにすでに退職された先輩に会いました。定年退職した後、再就職を経て現在は非常勤嘱託で勤められているとか。先輩はしみじみと仰いました。非常勤の不安定な日課より常勤のリズムを持っている方がどれほど幸せか分からない。
 妙にこの言葉が染みいってきました。私の朝の散歩も、結局は職場をもち、スケジュールされた時間の中に位置づいています。「時間の限り」を持っているのです。散歩に出る時間は必ずしも一定ではありません。10分くらいの遅れは珍しくないのでけれど、不思議と帰着するのは6時30分です。恐ろしいほどの人間の時間感覚です。
 時間の限りがあるということは、自分の生活の中に習慣をもたらせている!ひょっとすると定年後離職した後の最も危険なことは、「時間の限り」が意識の中から消えて、リズムが消えることかもしれません。

 

« 和服姿でオンリーワン | トップページ | 定年退職を見つめて 老いとは何か »

心と体」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

(あっ、コメント書く前に、次の記事がでてしまった)
面白かったのは、学生時代の記事のほうでした。先生は、昔からそんな性格だったのですね~。感心しました。
山梨方面で地震が続けて起きてますが、大丈夫でしょうか?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75301/53807036

この記事へのトラックバック一覧です: 朝の散歩 荘厳な1日の始まり:

« 和服姿でオンリーワン | トップページ | 定年退職を見つめて 老いとは何か »

最近のトラックバック

2016年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31